ロードバランサを導入するメリットは"サーバの負荷を減らすこと"と思っている方が多いようですが少し違いまして、役割りとしては配下のサーバに適切な負荷がかかるように制御することです。
最近いわゆるクラウドサービスで標準で使えるロードバランサの仕様を調べたら、ちょっとビジネス要件を満たせない仕様だったので、あらためて一般的なロードバランサ製品が実装している機能を整理してみました。

(1) 様々な指標でサーバの重みづけが設定できる
トラフィック、コネクション数、ロードアベレージなどを検知し動的に任意の配分が可能です。負荷以外にもラウンドロビン形式(巡回)での分散も可能です。

(2) サーバのヘルスチェック機能
サーバの様々な障害を検知して故障と判断したら自動的にトラフィックを流さないようにします。また一方のサーバの障害検知をトリガーとして待機サーバにトラフィックを切り替えるホットスペア機能などもあります。

(3) セッション維持機能
cookieやアクセス元のIPアドレスを使用してショッピングカートやユーザ認証状態が維持されるように通信中のサーバを保持し続ける機能があります。

(4) L7機能によってURL判別などができる
通信内容を判別してサーバの振り分けなどを行う機能です。例えばURLに/shop/という文字列があったらショップ専用のサーバにトラフィックを振り分けたりできます。

(5) HTTPS通信の際にアクセス元のソースIPアドレスが判別出来る
Spoof機能がないロードバランサではHTTPS通信時のソースIPアドレスが検知できず、ロードバランサのIPとなってしますので、アクセス元制限やログ解析、調査などに支障があります。