すこし上の立場になると厄介になるのが遅刻を頻繁に繰り返す部下の管理です。
何度注意しても繰り返す輩がいますね
ひどい場合には始末書を提出させ、生活面での具体的改善策を考えさせます。
改善策でよくあるのは「早く寝るように心がける」「食生活を改善する」「目覚まし時計の数を増やす」などだが、経験上は焼け石に水だ。しかしこれ以外に約束出来る対策はあまり無い。
子 供 か よ っ ! と言いたくなります。。
目覚まし時計というのは、言ってみれば自分の自律性を補助するチェック機構だが、これをいくら増やしても「自らキチンと起きて決められた時刻までに出社する」という"要求仕様"に対する"品質向上"につながらないことが多いと思う。また余計な目覚まし時計費用も発生するし、ひどい場合には上司の責任において毎朝電話で様子を確認する、などといった馬鹿げたコストが発生する場合もある。
つまりチェック機構を増やす対策によって品質を向上させるにはとても難がある。
僕が以前勤務した自動車メーカーでは全社員にこのようなスローガンが謳われていた
「品質は工程で作りこむ」
自動車は何百点もの部品で構成され、一日何千台も生産を行うにもかかわらず、基本的に大きな故障は起きず何年間も使用され、かつ人命にかかわるような商品であるが、完成後のチェックというのは"数分"しか行われない。つまり作業工程や設計思想によって品質を保つという管理手法が一般的だ。
これはメーカや建設関係者以外には意外と知られていない事実かもしれない。
そして工程での品質の"作りこみ"は専属の検査員が張り付いて全数チェックや二重チェックを行うのではなく、製造にかかわるスタッフ自らが担い、これをカイゼン活動やQCサークルによって体系的に行われている。"工程"であるから、人だけじゃなく道具や素材や環境も重要な品質向上の要素となる。
自分は遅刻の常習性を一度も指摘されたことが無いので、理由は分からないが、こんな困った奴らでもいつの間にか遅刻をしなくなる。それは性能のいい目覚まし時計を導入したおかげで無いことは確かだ。
IT業界における品質管理手法については、開発手法もかかわる人の意識においてもまだまだ確立されているとはいえない。依頼する側も依頼される側もチェック機構を増やすことが唯一の品質向上対策であるかのような"あまり正しくない"認識をしている。チェックが充実すると逆に荒っぽく作って不具合はデバッグで見つけてもらおう、という意識が生まれる可能性もある。うがった見方だけど特にWeb業界では元メーカ出身という人に出会うことが非常に少ないことも要因にあるかもしれない。
「品質は工程で作りこむ」
これはソフトウェア開発においてもとても重要な意識だと思う
応用して
「ブランドは工程で作りこむ」
「利益は工程で作りこむ」
なんていかがでしょうかね
何度注意しても繰り返す輩がいますね
ひどい場合には始末書を提出させ、生活面での具体的改善策を考えさせます。
改善策でよくあるのは「早く寝るように心がける」「食生活を改善する」「目覚まし時計の数を増やす」などだが、経験上は焼け石に水だ。しかしこれ以外に約束出来る対策はあまり無い。
子 供 か よ っ ! と言いたくなります。。
目覚まし時計というのは、言ってみれば自分の自律性を補助するチェック機構だが、これをいくら増やしても「自らキチンと起きて決められた時刻までに出社する」という"要求仕様"に対する"品質向上"につながらないことが多いと思う。また余計な目覚まし時計費用も発生するし、ひどい場合には上司の責任において毎朝電話で様子を確認する、などといった馬鹿げたコストが発生する場合もある。
つまりチェック機構を増やす対策によって品質を向上させるにはとても難がある。
僕が以前勤務した自動車メーカーでは全社員にこのようなスローガンが謳われていた
「品質は工程で作りこむ」
自動車は何百点もの部品で構成され、一日何千台も生産を行うにもかかわらず、基本的に大きな故障は起きず何年間も使用され、かつ人命にかかわるような商品であるが、完成後のチェックというのは"数分"しか行われない。つまり作業工程や設計思想によって品質を保つという管理手法が一般的だ。
これはメーカや建設関係者以外には意外と知られていない事実かもしれない。
そして工程での品質の"作りこみ"は専属の検査員が張り付いて全数チェックや二重チェックを行うのではなく、製造にかかわるスタッフ自らが担い、これをカイゼン活動やQCサークルによって体系的に行われている。"工程"であるから、人だけじゃなく道具や素材や環境も重要な品質向上の要素となる。
自分は遅刻の常習性を一度も指摘されたことが無いので、理由は分からないが、こんな困った奴らでもいつの間にか遅刻をしなくなる。それは性能のいい目覚まし時計を導入したおかげで無いことは確かだ。
IT業界における品質管理手法については、開発手法もかかわる人の意識においてもまだまだ確立されているとはいえない。依頼する側も依頼される側もチェック機構を増やすことが唯一の品質向上対策であるかのような"あまり正しくない"認識をしている。チェックが充実すると逆に荒っぽく作って不具合はデバッグで見つけてもらおう、という意識が生まれる可能性もある。うがった見方だけど特にWeb業界では元メーカ出身という人に出会うことが非常に少ないことも要因にあるかもしれない。
「品質は工程で作りこむ」
これはソフトウェア開発においてもとても重要な意識だと思う
応用して
「ブランドは工程で作りこむ」
「利益は工程で作りこむ」
なんていかがでしょうかね
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