例えばガソリンを売る為に自動車をタダにするなんてありえないし馬鹿馬鹿しいと思う。

自動車がタダにならないのは、そもそもガソリンを売る会社とは異なるので、利害が一致する部分もあるが一致しない部分も多くあるからだ。
メーカーは基本的にお客から得た収益で開発と製造を行い社員に報酬を払う。
ガソリン販売会社も同様だ。

さらに例えると病院と霊園が同じ会社だったら倫理的に問題だし笑い話にもならない。

この笑えない話がネットの世界では当たり前のようになってきている。

ネットではこの自動車の開発・製造・人件費に相当するコストをファイナンスによってまかない、そして媒体の利権を出資者が効果的に吸い上げるような構造が多い。だから相対的にイニシャル部分のコストがあいまいとなり、財布が一緒だから極端な話、開発費がタダでも良くなる。このような会社は影響力が大きいのでタダが業界にとって(悪)影響を及ぼす。

これってそろそろ世界規模で規制したほうがいいんじゃないかと思う。

例えば初期製造系の会社と運用業務や消耗製品を扱う会社は株式を持ち合っちゃいけないとかそんなことだ。

ずいぶん昔、某コンピュータ大手がソフトを1円で入札し、ハードの収入で儲けるという戦略をとっていたことが「独占禁止法違反(不当廉売)」の疑いがあるとのことで大問題になったことがあった。

この法律って当然アメリカにも同様のものがあって、昔はマイクロソフトとかよく訴えられてたけど最近聞かないねぇ。あの会社らが訴えられないのは強力なロビイスト達が暗躍してるんだなきっと、それか国策だね。