その昔、初めて業務にコンピュータを中心に使う会社に転職した。

僕の少し後に入社した同僚と、使ったことのないシステムを前にああでもないこうでもないしていたら、自分達を気にかけてくれていた、ちょっと一癖あるオヤジが見かねてアドバイスをくれた後に言い放った言葉。

「お前ら、コンピューターってのは"感"で動かすものなんだよ!」

これだけ日進月歩で進化&変化し続けるコンピューターやソフトって、いちいち新しいものをマニュアルや講習で覚えるのは非常に徒労が多い。 だけど、実際のところ根本的なアーキテクチャーは、CPUがあってメモリがあって入出力装置があってそれをコントロールするOSがあってと、人間が作った物だからそれほど変わらないんですよね。  スマホやiPadだって裏でコントロールしているOSのルーツはUNIXだ。

当時は「何かっこつけてんだよ」くらいにしか思ってなかったけど、彼は新機種や使ったことの無いコンピュータを前にしても、ある程度"感"で動かせなきゃいかんよってことを示唆してくれていたのだ。

あと今になって言えるのは、オジサンになると体力と気力が劣ってくるから、経験値と"感"で若者に負けないようにしなきゃならないってことでもありますね(′∀`)