こつこつと根を詰めてシステム開発やインフラ構築を行っていると、原因がわからないバグや機器が正常に動作しないなど、解決策がなかなか見つからない状況にたびたび陥ります。いわゆる「はまった」状態です。様々な可能性を疑って対策を試みても、場合によっては数日あるいは数週間かかっても解決せず、プロジェクトの進行にじわじわ影響を及ぼす事もあります。

プロジェクトの進行に影響を及ぼす前にやってほしいこと簡単なことがあります。

「はまったな」と思ったらなるべく早く、上司や同僚に状況を話すことです。
話す相手はプロジェクトの当事者じゃなくても職種が違ってもOKです。

この時、解決策を求めるのでは無く、とにかく
・何が起こっているのか
・どういうプロセスで起こっているのか
・そもそもどうしたいのか
をなるべく客観的に説明します。

面白いことに私の経験上、相手に説明している間に自ら問題点に気付くことがけっこう多いのです。
また見落としているチェックポイントを相手が指摘してくれるかもしれませんし、場合によってはビジネス要件で求められていないことを永遠とやっていたことに気づいたりします。

システム開発などは重要なパートを一人で担当することが多いので、作業にのめりこんでいくほど視野がせまくなったり、自分や周りも欠けているスキルや視点に気づかないことがよくあるのです。また自分だけで解決できるという責任感やプライドも問題解決では悪影響になることもあるのです。

そんなことがあるので勇気をもって人に話してみましょう。

そしてマネジメントの立場にある方は早期に「はまってるサイン」を見逃さず、話を聞いてあげてください。