grepコマンドは検索対象にパーティションデバイスを指定できるので、消してしまったファイルに含まれるキーワードをヒントとして部分的なデータのサルベージに利用できることがあります。

<コマンド例>
grep -a -B1 -A100000 "CREATE DATABASE faceback" /dev/sda13 > o &

この例は誤って消してしまったデータベースのダンプデータからデータを復元するコマンドになります(ただしテキストファイルに限ります)。

つまり単純にファイルを削除しただけでは、この様に簡単なコマンドでデータを復元できる可能性が残っているのです。

だから、逆に個人情報などを記録していたHDDを完全に削除するには再物理フォーマットくらいしないと心配です。ちなみに僕の運用チームではサーバ廃棄を行う際には必ずルーチーンとして実施させていました。