makoto_fujimotoのblog

株式会社進角
代表 藤本信のブログです
どうぞよろしくお願いします

弊社ではマルチメディア オーサリングソフト Macromedia Director(現 Adobe Direcor)で作成されたコンテンツのメンテナンスや、新しいソリューションへのコンバートを承っております。

マルチメディア端末

マルチメディア隆盛期には、博物館やショールームのキオスク端末や、教育ソフトの多くが Macromedia Director で開発されました。これらの資産を新しいPC環境でも活用していただくためのサービスです。タッチパネルやマルチモニター、外部機器の制御、外部信号の受け取りにも対応可能です。

コンバートサービス
Director → Flash,Air 変換サービス
Director → HTML5 変換サービス

更新サービス
Directorコンテンツの更新
再生OSバージョンアップに対応
ハードウェアのバージョンアップ対応

CD-ROMコンテンツ

また多くのマルチメディアコンテンツが Macromedia Director で作成され、CD-ROMで配布されていました。
これらのCD-ROMコンテンツのWebコンテンツへのコンバートも承ります。


CD-ROMのWebコンテンツ化
CD-ROM → Flash 変換サービス
CD-ROM → HTML5,Webアプリ 変換サービス
 

保守サービス

Director コンテンツの保守管理も承ります。


※対応可能なバージョンは Director 5 以降のDIRファイルになります。
※費用についてはDirectorのバージョン、コンバートするソリューション、ハードウェア制御の有無によって変動しますので、現状調査後にお見積りいたします。


【Macromedia Director について】
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Macromedia Director は1990年代に多くのマルチメディア制作ソフトとして使われていました。WindowsとMacintoshで動作させるための起動ファイル(プロジェクター)が自動生成できたのが、マルチメディア制作ソフトとして普及した一因だったかと思います。そのプログラミング言語のLingoも、画像や音声の制御のために特化していたため、開発効率が高かったのものも確かです。
博物館やショールームなどの展示コンテンツの制作にも使用され、Director から RS232C(シリアルポート)を使用して外部機器と通信させ、センサーやスイッチ、照明やメカトロ二クスとの連携を実現していました。
Director 5 以降からは Xtra に対応して、外部ビデオの再生や Flashファイルの再生が可能になりました。Director 7 からは Shockwaveファイル(*.dcr)の作成に標準対応し、マルチユーザサーバー(Multiuser Server)を使ったコミュニケーションサイトや対戦ゲームなどが作成されました。
今ではこれらもFlashを使ったコンテンツ制作に移行しています。

Web上で車のカラーリングやオプションをカスタマイズしてリアルタイム表示しながら見積もりが出来たり、スポーツ用品のオーダーメイドなどができるシミュレーターアプリがあります。開発ソリューションとして古くはShockWaveあたりを起源としてFlashでスタンダード化し、最近はiOSへの互換性を考慮したJavascriptが主流となっています。また各スマホなどに特化したネイティブアプリ形式の開発手法があり、かれこれ10年以上の歴史があります。

導入にはパッケージ(クラウド型もある)を利用したりフルスクラッチで開発する必要がありますが、いずれも高機能であるがゆえ高価なので、費用対効果について十分検討する必要があります。

せっかく導入しても利用されず陳腐化することを避ける為にも導入のメリットとデメリットについてまとめてみましたので参考にしてください。

メリット
1. Web上でオリジナルデザインが出来て完成形がイメージできる
2. アプリを操作すること自体に楽しみがある
3. 費用がすぐに分かる
4. 接客やヒアリングが省略されるので業務が効率化される
5. 24時間365日注文を受け付けることができる
6. 商品への愛着が強くなったりカスタムオーダーサービスのPRになる

デメリット
1. シミュレーション完成までにある程度の専門知識とセンスと根気が要求される
2. アプリが動作する環境に制約がある
3. イニシャルコストと更新コストが高い
4. 技術的な制約があり完全にはリアルの注文と同じことを実現できない
5. 素材入稿や試作が必要な場合がありシームレスなワークフローには出来ない
6. 単価が低かったり数が少ないと収益性が悪い
7. お客さんが思っているイメージと出来上がった商品が違う可能性がある


http://www.goldwin.co.jp/champion/cgi/3dsimulation/teamwear.html

ちなみにこちらの事例はチームウェアのシミュレーターですが、操作してみて感じるのは、エンドユーザーにここまで細かい選択を任せるのは非現実的ではないかと言うことです。リアルに近い注文をWebで実現できるのは良いですが、これでは逆にオーダーに精通した専門スタッフが接客しながら操作するのがやっとのツールになってしまっていないでしょうか。

特に上記のメリット4については販売側の合理性を取り入れると逆に顧客に対して不親切になってしまう可能性があるので要注意です。あと個人的にはこれらのシミュレーターに触れてもあまり目新しさを感じなくなってしまったので販促に繋げるにはよほどのユーザーエクスペリエンスの提供が必要だと思います。

マルチプラットホームのサイトを構築する場合、PC版とスマホ版あるいはガラケー版のコンテンツを自動判別する必要があります。

機種の判別にはブラウザの情報すなわちユーザエージェント(User_agent)を用いるのが一般的です。PHPなどのプログラムでユーザエージェントと文字列をマッチングさせ、機種に適したディレクトリに遷移させたり、コンテンツを読み込んだりします。

プログラムで機種判別する以外にはApacheのmod_rewriteモジュールを用いる方法があります。mod_rewriteはApache設定の一部として.htaccessファイルに記述することが可能で、格納したディレクトリ配下にすべて適用されますので、機種判別用プログラムをインクルードする必要がなく、静的なHTMLコンテンツなどでも有効です。


以下に設定例を示します。
-----------------------------------
## mod_rewriteを使用することを宣言
RewriteEngine On


## ユーザエージェントに含まれる文字列を判別して変数にタイプをセットします

# ガラケーと判断
SetEnvIf User-Agent "DoCoMo" TYPE=m
SetEnvIf User-Agent "UP.Brower" TYPE=m
SetEnvIf User-Agent "KDDI-" TYPE=m
SetEnvIf User-Agent "J-PHONE" TYPE=m
SetEnvIf User-Agent "Vodafone" TYPE=m
SetEnvIf User-Agent "SoftBank" TYPE=m
SetEnvIf User-Agent "emobile" TYPE=m
SetEnvIf User-Agent "WILLCOM" TYPE=m
SetEnvIf User-Agent "DDIPOCKET" TYPE=m

# スマートフォンと判断
SetEnvIf User-Agent "BlackBerry" TYPE=s
SetEnvIf User-Agent "Windows Phone" TYPE=s
SetEnvIf User-Agent "iPhone" TYPE=s
SetEnvIf User-Agent "iPod" TYPE=s
SetEnvIf User-Agent "iPad" TYPE=s
SetEnvIf User-Agent "Android" TYPE=s


# マッチしなかった場合はリダイレクトせずPCとして扱うことにします

## リダイレクト処理

# ガラケー版
# 条件1:リダイレクト先は除外 かつ
# 条件2:TYPE変数がmだったら
# /m/にリダイレクト
RewriteCond %{REQUEST_URI} !^/m/*
RewriteCond %{ENV:TYPE} ^m$
RewriteRule ^(.*)$ /m/ [R,L]


# スマホ版その1
# 条件1:リダイレクト先は除外 かつ
# 条件2:TYPE変数がsだったら
# /s/にリダイレクト
RewriteCond %{REQUEST_URI} !^/s/*
RewriteCond %{ENV:TYPE} ^s$
RewriteRule ^(.*)$ /s/ [R,L]

# スマホ版その2
# 条件1:リダイレクト先は除外 かつ
# 条件2:TYPE変数がsだったら
# URLはそのままで/s/にリダイレクト
RewriteCond %{REQUEST_URI} !^/s/*
RewriteCond %{ENV:TYPE} ^s$
RewriteRule ^(.*)$ /s/ [L]

#スマホ版その3
# 条件1:リダイレクト先は除外 かつ
# 条件2:TYPE変数がsだったら
# /s/"元の/以下"にリダイレクト
RewriteCond %{REQUEST_URI} !^/s/*
RewriteCond %{ENV:TYPE} ^s$
RewriteRule ^(.*)$ /s/$1 [R,L]
-----------------------------------

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