makoto_fujimotoのblog

株式会社進角
代表 藤本信のブログです
どうぞよろしくお願いします

Linux系のSendmailやPostfixでは比較的簡単にできる、リアルアカウントが無いメールアドレスの転送設定が、365(Exchange)では結構面倒だったのでメモを残しておきます。

 0. Exchange管理センターにログインする
  1. 転送先の外部メールアドレスを事前に登録する
    Exchang管理センター>受信者>連絡先>メール連絡先の追加
    ここで転送先の外部メールアドレスを登録する
     表示名:転送先が分かるような名称に
     エイリアス:表示名と同じでいい
     外部電子メール アドレス:転送先のメールアドレス
    次へ>次へ>作成

  2. エイリアス作成
    Exchang管理センター>受信者>グループ>配布リスト>グループの追加>「配布」をチェック>次へ
    名前を「○○転送用」などとする>次へ
    所有者を割り当て>+>管理者などを追加>次へ
    メンバーの追加>+>1.で登録したメール連絡先を追加>次へ
    グループのメールアドレスを入力(外部からメールを受けるエイリアスとなる)
     このアドレスはリアルアカウントは指定できないので移管する場合は事前に削除が必要です
     通信「組織外のユーザーがこの配布グループにメールを送信することを許可する」をチェック
     他のチェックはデフォルトのまま
    次へ>グループを作成

長いタイトルだ、、

さて、最近のラズパイはIPアドレスの固定をdhcpcdサービスの設定で行うのがセオリーになっているようだが、こちらが(自分にとって)なかなか曲者の様です。

一般的な環境で使う分には/etc/dhcpcd.confに以下のような記述を加えてサービスなりを再起動すれば固定化されるはずです。この方法はネットで検索するといくらでも出てくるのでそちらを参考にしてください。

interface eth0
static ip_address=192.168.10.203/24
static routers=192.168.10.1
static domain_name_servers=192.168.10.1

しかしこの方法ではイーサケーブル等がネットワークにつながっていない状態、すなわちDHCPサーバからのブロードキャストを受け取れない状況になると、IPアドレス設定が勝手に無効になってしまいます。

色々調べると、DHCPサーバが利用できない状況になった場合、fallbackという設定でリカバリー出来るという方法もあるようですが、自分はうまく行きませんでした。ぶちっとケーブルを抜いた瞬間に設定が無効になってしまいます。

profile static_eth0
static ip_address=192.168.10.203/24
static routers=192.168.10.1
static domain_name_servers=192.168.10.1

interface eth0
fallback static_eth0

これってサイネージとかIoTで閉じたLAN組む時に困るんじゃない?!

ということで、伝統的にラズビアンのベースとなっているUbuntsの一般的なネットワーク設定を参考にして、IPアドレスの固定化に成功しました。以下がその手順です。

まずは、使えないdhcpcdを停止
# systemctl disable dhcpcd

そしてネット情報ではタブーとなっている?interfacesに固定IPアドレス情報を設定する
# cd /etc/network/interfaces.d
# vi static  (ファイル名は何でもOK)
-----
auto lo
iface lo inet loopback

auto eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.10.203
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.10.255
gateway 192.168.10.1
dns-nameservers 192.168.10.1
-----

再起動
# init 6

あー無駄な時間を費やしたわ

apt-getでインストールされるVLC(現時点2.2.6)はハードウェアアクセラレーションが利用出来ず、まともに動画再生が出来ないのでソースからコンパイルをした際のメモ。

# apt-get update

$ mkdir work
$ cd work
$ wget http://download.videolan.org/vlc/2.2.6/vlc-2.2.6.tar.xz
$ tar -xJf vlc-2.2.6.tar.xz
$ cd vlc-2.2.6
$ ./bootstrap(失敗する)
# apt-get install gettext
# apt-get install automake

$ ./bootstrap(また失敗する)
てかいろいろ足りないらしいので以下参照
https://www.raspberrypi.org/forums/viewtopic.php?t=59814
# apt-get install ...
 
$ ./bootstrap

$ CFLAGS="-I/opt/vc/include/ -I/opt/vc/include/interface/vcos/pthreads -I/opt/vc/include/interface/vmcs_host/linux -I/opt/vc/include/interface/mmal -I/opt/vc/include/interface/vchiq_arm -I/opt/vc/include/IL -I/opt/vc/include/GLES2 -mfloat-abi=hard -mcpu=cortex-a7 -mfpu=neon-vfpv4" CXXFLAGS="-I/opt/vc/include/ -I/opt/vc/include/interface/vcos/pthreads -I/opt/vc/include/interface/vmcs_host/linux -I/opt/vc/include/interface/mmal -I/opt/vc/include/interface/vchiq_arm -I/opt/vc/include/IL -mfloat-abi=hard -I/opt/vc/include/GLES2 -mcpu=cortex-a7 -mfpu=neon-vfpv4" LDFLAGS="-L/opt/vc/lib"

$ ./configure --prefix=/usr --enable-omxil --enable-omxil-vout --enable-rpi-omxil --disable-mmal-codec --disable-mmal-vout --enable-gles2


$ make -j3
qt4関連でエラー。。。
# apt-get install qt4-dev-tools

$ make -j3
他の事でもしながらじっくり待ちましょう...

# make install
他の事でもしながらじっくり待ちましょう...

上記フォーラムのIssueに
---------------
After starting VLC for the first time, change the following options:
Settings, simple, Audio: make sure, ALSA and bcm2835 are selected
Settings, simple, Video, output: select "OpenMAX IL video output"
---------------
とあるので

設定>ビデオ>出力>OpenMAX IL video outputを選択すればハードウェアアクセラレーションが利用できます。

とりあえずフルハイ30fpsのmp4動画はomxplayerとそん色なくスムースに再生されるようになりました。

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